21st CORRESPONDENCE CHESS OLYMPIAD

21st CORRESPONDENCE CHESS OLYMPIAD の案内がICCFよりありました。

通信チェスのオリンピックです。対面型のチェスでは、4年に1回ありますが、通信チェスの場合は、Web対局の場合は、2年ごとにあります。大体Web対局は、2年ぐらいかかりますので、そういう意味では、4年に1回なのかもしれません。

今回は、ICCFのサーバーを利用したWebでの対局で、各国6人一組のメンバーにーに補欠3人を加えた9人構成で参加します。補欠は対局メンバーが3ケ月以上対局できないなどの場合に、対局を引き継いで交代して対局するメンバーです。交代後は、そのメンバーがずっと対局します。

予選、決勝と進み、予選は2016年9月1日から始まります。日本の参加者は、JCCAに5月31日まで参加希望を出すこととなり、6月に補欠も含めたメンバーを決定してICCFに申し込みます。

日本は、ここ数年は予選突破がなかなかできていません。
ICCF Olympiad 20 Preliminaries – Section 03

入会はしていないけど、参加してみたい方は、5月31日までに入会と合わせて希望を出してみてください。

補欠として参加できるかもしれません。

 

 

 

 

 

Champions League 7

Champions League 7が開始されました。

167チームが2年間。対局します。

Champion League7はChampion League,Challenger League,Promotion Leagueで、構成されます。

チーム別の対抗試合ですが、通常チーム別は国別単位ですが、Champion League,Challenger League,Promotion Leagueは、国をまたいだチームでの参加を許可しています。4人一組で5チームの試合となります。

最初はPromotion Leagueから始まり、1位になった段階で、Challenger Leagueに進みます。

Challenger Leagueで、上位になると、Champion Leagueになり、トップチームを競います。2年サイクルで進みます。

ICCFへの直接申し込みのみなので、国別組織から残念ながら申し込むことはできません。

ICCFの直接申し込みを許可している国のチームメイト経由で申し込む形となります。

WORLD CORRESPONDENCE CHESS CHAMPIONSHIP 2016 CYCLE 2016: SEMIFINALS – 40th WCCC

SEMIFINALS – 40th WCCC の案内がありました。

通信チェスの世界チャンピオンを決めるための予選に次ぐ、トーナメントです。

各国別組織での推薦枠は、予選とこの準決勝まであります。ICCFレイティングが2400以上だと準決勝の枠、2400未満だと予選の枠となります。

ちなみに、国別組織の加入人数で推薦枠が変動します。日本は、少ないので、準決勝と予選併せて2つの枠です。

この準決勝で勝ち抜くと決勝進出者決定戦に駒を進めることとなります。

FAQにあるチャンピオンへの道 も参照してください。

2016年4月10日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : JCCA00035

友好試合

ICCFの通信チェスの特徴に、国別組織間の友好試合というものがあります。英語では、Friendly Matchと記されるように、スポーツでの親善試合のことです。

白黒の各1局を1組に、国別の対抗でのチーム対局を行います。親睦なので、組み合わせはできる限り同レベルの方を組み合わせるようにしています。友好試合なので、メッセージのやりとりができる場合は行いながら、国間の交流を高めようという趣旨です。

毎年、数回、日本はいろいろな国と行っていますが、2016年はデンマークとの友好試合の企画が進んでいます。

日本にいながら、国別の友好試合はなかなかできませんが、これも通信チェスの楽しみです。

友好試合も会費が運営の原資なので、JCCA会員の方は無料になっています。

ChessBase 28th World Champion interview/game

28期通信チェス世界チャンピオンの Leonardo Ljubicic 氏のインタビュー記事がChessBaseのニュースに掲載とされました。

http://en.chessbase.com/post/better-than-an-engine-leonardo-ljubicic-1-2

FIDEが、OTB(対面型)のチェスの世界組織であると同様に、ICCFも通信チェスの世界組織であり、国際試合、親善試合などのトーナメント開催や各種規則改定を参加国代表と議論して進めていますと語っています。

世界選手権の予選から、ある程度レイティングが高い場合は、4-6年かかると言っています。

特に決勝のレベルでは、オープニングとチェスのポジジョンに関する知識が必要とされます。コンピュータのエンジンは、最新のエンジンであっても間違います。決勝進出者決定戦や決勝レベルでは正しいポジションでのプレイが勝ちを導くようです。

また、人間同士の対局の棋譜は、ミスが含まれるため参考にならず、通信チェスでの対局の棋譜が、参考になるとのことでした。決勝進出者決定戦や決勝レベルではヒューマンミスがないからのようです。

最後に世界選手権の1対局に対してのコメントが記載された棋譜が掲載されているので、彼の分析を参考してみてください。

私は推薦枠で、世界選手権の予選に参加していますが、上位者は、ミスがないです。上位者は、オープニングをどう選び、新しい定跡に巻き込むか、正しいホジションに駒を動かしてから攻めに、また、攻めを受け流して反撃という方が多かったです。私は、ミスも多く、なかなか10位越えが厳しい状態です。

 

 

 

 

ChessBase 28th World Champion article

CHESSBASEに28期世界チャンピオンの記事が掲載されたとICCFニュースがありました。

A 30 month tournament

Leonardo Ljubicic氏についての記事です。彼は平日は、日に2-3時間、チェスの分析を実施しており、休日は倍の時間をかけているということです。

記事には注目すべきプレイヤーとして、ニュージーランドのMark Noble氏のことが記載がありました。私も13th AfroAsia Zonal Champs Semi-Final Group A、2015 5th NAPZ Championship2015と対局していますが、ミスがなく、新手も研究している人です。

通信チェスは、趣味としてチェスを楽しむ人に向くとも書かれています。

Interzonal Individual Tournament

世界のICCFのプレイヤーを対象に、「我々は友人である」という精神と、タイトルノーム(資格基準)を達成するためのトーナメントです。

予選、準決勝、決勝の3段階ですが、1位になることより、交流をはぐくむことを期待しています。

タイトルノームを獲得するため、ICCF 2200-2375のレイティングを持つプレイヤーが対象となり、

予選では、カテゴリ1から3の試合となります。予選からトップ3のプレイヤーが準決勝に進出します。

準決勝では、カテゴリ4、決勝ではカテゴリ7となります。

カテゴリ1は、平均2251から2275のプレイヤーの試合となります。

9人での試合だと、カテゴリ1では、6.5ポイントでIMのタイトルノームを取ります。カテゴリ4では、5.5ポイント、カテゴリ7では5ポイントとなります。当然カテゴリが上がるたびに、対局プレイヤーの強さは強くなるわけです。

カテゴリ7は、平均2401から2425のプレイヤーの試合となります。

 

早川記念杯

JCCAでは、毎年開催でJPCA(日本郵便チェス協会)の故早川会長を記念して、早川記念杯を実施しています。会員の方はどなたでも参加できるオーブントーナメントとして開催されています。

賞金は現金ではありませんが、国内国際のトーナメントで利用できる仮想通貨としてPawnとして提供されます。この賞金を使って、各種トーナメントに参加していただくことを期待してこのような賞金形式となっています。

国際トーナメントでXXX memorialとして海外の国別協会で開催されているものはトップクラスのメンバーに自国以外のマスタークラスの方を招待して運営しています。年に何回か日本にも招待の案内が来て、ICCFレイティング上位の方が参加しています。

 

2016年1月11日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : JCCA00035

2016年ICCF会長の新年の挨拶から要旨

2016/01/01の恒例のICCF会長の新年の挨拶から要旨を以下に意訳しました。
https://www.iccf.com/message?message=876

・2015のICCFコングレス(会議)で決まった内容に基づき、 12月にサーバーに新しい機能をリリースしました。
TD向けマニュアル、新しいICCFタイトル、オンラインでの 提案や投票について)
・2015年はICCFのトーナメント参加が前年を超える年になっています。
運営のボランティアの方やプレイヤーの方に感謝します。

・ICCFの通信チェスのスポンサーに対して、 通信チェスがオープニングでの新しいアイデア 開発に寄与していることを証明し、スポンサーとの協力関係を 更新しています。

・ルールとサーバーの先端技術の利用による近代化は、プレイヤーへのサービスを向上させることにつながると考えています。

・TD向けマニュアルは、大幅修正されて、完成されました。

・現在進めている3つのワーキンググループ (時間制御方式、レイティング・タイトル、近代化)の活動の成果は、 2016年のICCFコングレス(会議)への提案となります。

・2016年のICCFコングレス(会議)は、ブレーメンで開催されます。

2016年1月2日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : JCCA00035