水野優氏訳のチェスクラシックスシリーズです。
お手頃な価格で定期的に発刊されていますので、初心者を脱したあたりから中級者までよい書籍かと思います。amazonへのリンクを書籍タイトルに貼り付けていますので、購入の場合は、タイトルをクリックしてください。
チェックメイトについて323 局面図の解説と80 の問題があります。
まず、終盤の基礎知識から入ることをおすすめします。
スタディ(作局された終盤で白の勝ちかドローになる手順を解答する局面問題)を100題。
ミニチュア(通常25手以内に終わったゲーム)を161局
終盤をどう対応するかの基本原則と関連知識を説明しています。基礎として習得する内容です。
解説付き実戦の棋譜集です。
多くの実例とコンビネーションの分析方法を記載しています。まず原則があり、実例なので、本シリーズでは、4巻の次に読むことを推奨します。
終盤の例題集です。
最初に原則が有り、盤面が豊富にちりばめられているため、14の原則をどこで適用してるかを見失わず追っていければ、原則がきちんと身につく書籍です。実戦では、局面を読むときに意識しながらに指すと有効と思います。講義にも有効な書籍です。但し、講師の独自研究での派生手順の紹介を基本方針と合わせてするともっと効果的でしょう。
この書籍は、526の問題が、どっと現れます。将棋でいう詰将棋に近いトーンです。問題はすべてメイトになるわけではなく、駒得や優位な局面とする形です。
書籍に、書き込みしながら、回答を考えるとよいでしょう。回答の際には、どういう考え方で、指しているのかメモを取ると身についてくると思います。