早川記念杯

JCCAでは、毎年開催でJPCA(日本郵便チェス協会)の故早川会長を記念して、早川記念杯を実施しています。会員の方はどなたでも参加できるオーブントーナメントとして開催されています。

賞金は現金ではありませんが、国内国際のトーナメントで利用できる仮想通貨としてPawnとして提供されます。この賞金を使って、各種トーナメントに参加していただくことを期待してこのような賞金形式となっています。

国際トーナメントでXXX memorialとして海外の国別協会で開催されているものはトップクラスのメンバーに自国以外のマスタークラスの方を招待して運営しています。年に何回か日本にも招待の案内が来て、ICCFレイティング上位の方が参加しています。

 

2016年1月11日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : JCCA00035

2016年ICCF会長の新年の挨拶から要旨

2016/01/01の恒例のICCF会長の新年の挨拶から要旨を以下に意訳しました。
https://www.iccf.com/message?message=876

・2015のICCFコングレス(会議)で決まった内容に基づき、 12月にサーバーに新しい機能をリリースしました。
TD向けマニュアル、新しいICCFタイトル、オンラインでの 提案や投票について)
・2015年はICCFのトーナメント参加が前年を超える年になっています。
運営のボランティアの方やプレイヤーの方に感謝します。

・ICCFの通信チェスのスポンサーに対して、 通信チェスがオープニングでの新しいアイデア 開発に寄与していることを証明し、スポンサーとの協力関係を 更新しています。

・ルールとサーバーの先端技術の利用による近代化は、プレイヤーへのサービスを向上させることにつながると考えています。

・TD向けマニュアルは、大幅修正されて、完成されました。

・現在進めている3つのワーキンググループ (時間制御方式、レイティング・タイトル、近代化)の活動の成果は、 2016年のICCFコングレス(会議)への提案となります。

・2016年のICCFコングレス(会議)は、ブレーメンで開催されます。

2016年1月2日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : JCCA00035

ニュースレター32号

12/27に会員向けにJCCA会誌ニュースレター36号を発送しました。

一般公開は、1年後にこのサイトに公開します。

現在最新で公開している、32号では、以下の内容が含まれています。

IM normを一つ獲得した Loren .R.Schmidt氏の棋譜解説 Converting an Advantage in Space
into a “Local” Advantage in Time

花光逸郎氏のチェス小説 「ナウ アンド ゼン」

「世界チャンピオンの歴史を過去に遡る」は、( その11) 5 代目世界チャンピオン Euwe,Max 。

コラムは、FIDE World Chess Championship Match 2014と

将棋電王戦FINAL の特別企画でのカスパロフvs 羽生チェス対局、オープニングやプロブレム、好局紹介

があります。

会員の方は、最新36号から会員サイトよりPDFでダウンロードできます。

2015年12月27日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : JCCA00035

通信チェスの世界選手権の予選の案内来たる

WORLD CORRESPONDENCE CHESS CHAMPIONSHIP 2016 CYCLE

Saturday, December 19, 2015: PRELIMINARIES – 40th WCCC

通信チェスの世界選手権の予選の案内が掲載されました。

プロモーショントーナメントで勝ち上がった人や国別組織からの推薦の人やICCFレイティングの2200以上のシニアインターナショナルマスター以上の人が参加します。

予選を勝ち上がると準決勝、決勝進出者決定戦(3/4決勝ともいいます)、決勝と進んていきます。

日本からは、決勝進出者決定戦に大竹栄さんが進出されました。大竹栄さんは、通信チェスのグランドマスターです。

予選は、毎年開催され、3/20から開始です。

我と思わんかたはプロモーショントーナメントを経由して、世界の予選に挑戦してみてください。

第28期通信チェス世界チャンピオンの決勝棋譜解説がChessBaseに掲載予定。

ChessBase and ICCF agreement

Wednesday, December 16, 2015: After a productive meeting with our partners ChessBase they will work with ICCF to

の記事によるとChessBaseのニュースサイトにICCFの記事が定期的に掲載されるようです。

通信チェスに関しての記事もいろいろと上がるようですね。

あと、いくつかのトーナメントのスポンサーに交渉もしているようです。

 

2015年12月21日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : JCCA00035

ICCF第28期通信チェス世界チャンピオンLjubičić, Ing. Leonardo

クロアチアのGM Ljubičić, Ing. Leonardoが第28期通信チェス世界チャンピオンに

World Championship 28 Final

https://www.iccf.com/event?id=37632

で10ポイントを獲得してなりました。

彼は、現在のレイティング2597です。通信チェスは、European TC Vに1994年に参加が始まりです。

FIDEでのレイティングは、2087です。

https://www.iccf.com/message?message=864

ICCFの2016年の対局カレンダー

ICCFの2016年の対局カレンダーが掲載されました

Calendar of Events 2016

国際戦に開始の1ヶ月前から募集ですので、対局予定の方や挑戦してみたい方は、準備を開始してください。

参加方法は、国際トーナメント申し込み方法 まで。
2015年1-3月
ICCF個人別世界選手権予選開始

2016年4-6月
ICCF個人別世界選手権 準決勝開始
ICCF第19期オリンピアッド決勝開始
ICCF 第13期招待制個人別選手権決勝NAICCC(North American Invitational CC Championship/NAPZ Invitational Championship)

2016年7-9月
ICCF個人別世界選手権 3/4決勝開始
ICCF第5期ベテランワールドカップ決勝開始
ICCF第9期ベテランワールドカップ予選開始
ICCF第7期Webchess Open開始
ICCF 第7期チーム選手権PATT(Pacific Area Team Tournament)開始

2016年10-12月
ICCF第7回チャンピオンリーグ 開始
ICCF第9期インターゾーンチームトーナメント開始

2015年11月29日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : JCCA00035

完全なるチェックメイト

チェスの米ソ代理戦争と言われたフィッシャーとスパスキーの対局までの流れが映画化に。

2015/12/25からロードショー開始です。

全国29館なので、早めに行けるときに見に行きましょう。

公式サイト

0.5勝を目指して

ニュースレター17号から

1.概要 初めての1勝はうれしいものです。その1勝を目指すために、いろいろと書籍を読んだり、棋譜の分析をしたりします。でも、最初の目標を1勝するではなく、引き分けとできることも十分棋力アップにつながります。

17号から、0.5勝を目指すためのちょっとしたヒントをいくつか掲載する予定です。

今回、第1弾の時間管理からはじめます。最初に時間管理をの必要性を説明します。、次に、時間管理を具体的にどうするか、最後に参考例として私の場合どうしているかを説明します。

2.時間管理の必要性

 チェスでは競技の場合、対局の制限時間がルールとしてあります。制限時間内に指し手が指されない場合、通常時間切れとなります。

 通信チェスでは、制限時間の単位は時間ではなく、日数となります。少なくても0.5勝を目指す場合、日数切れ負けは特に回避する要素です。

 さて、どんな場合、日数切れが発生するでしょうか?

 よくあるのが、週末にまとめてという場合が発生しがちです。週1日しか検討にとれないとすると、日曜に発送、火曜に相手に到着、金曜に自分に到着では、日曜送付なら+2日ですが、土日が私事でいっぱいになると翌週で+9日です。このペースでは、30日は、3手ですぐ過ぎてしまいます。

 次に電子メールですぐ返せると思う場合です。電子メールは、当日受信、当日発信が可能ですが、平日に時間がさけない、休日にもなかなか時間が割けないとするとあっと間に1週間が過ぎます。残り10日で10手という場合になる場合もあり、ちょっとの用事の割り込みで、あっと間に日数が過ぎていきます。

3.時間管理の具体的な仕方

 1手に最低1日は必要とすると、時間管理の肝は、残りの余裕日数が少なくても各10手ごとまでの日間があるかということです。いくつかの気にしておくことを3点まとめます。

 1)残り日数が、10手あるか?

 2)13日間として2日間で指せているか?

 3)序盤、中盤、終盤のどこに余裕日数の蓄積を考えているか?

 まず、1)残り日数が、10手あるか?では、細かく言うと

手を指したときに、手の番号をm、手の最後の末尾の数字をnとした場合、

m/30*10日の持ち日数の残りは、10-nかを確認しておくこととなります。

例として、22手目指しているとすると、30手までには、60日です。22手目だと、残り、8手指して、30日追加ですので、10-2=8が、残りであるかを確認します。

わかりやすくすると10日余裕を持っておくでもよいです。

 2)13日間として2日間で指せているか?では、1030日なので、平均とすると13日となります。余裕を1手単位で取るという考え方だと、2日で指そうという考え方になります。この場合は、どんどん余裕日数が増えていきますので、1)の考えと併用すると、要所では、さらに10日を残して、使い切るという手もとれます。

 3)序盤、中盤、終盤のどこに余裕日数の蓄積を考えているか?では、局面で、1)2)をどう使うのかということです。

序盤は、余裕日数の蓄積をし、中盤以降で、利用していくという考え方もあります。 対局開始の通知日と対局基準日の差の期間を利用して余裕日数を作るという考え方もあります。

4.(参考例)私の場合

 平均同時20-30局以上対局しています。平日は、一日あたり60分間がチェスに割けて良いところです。ここに、いろいろなJCCA関係を詰め込みます。休日は、プレイヤーとしてではないJCCAの仕事優先です。そのため、基本方針の時間割りとして、11局の考慮時間5分。考慮する手の深さは、3手前後。疑問があれば、翌日に再考慮としています。平均1.5日、遅くても、3日以内には返信するとしています。私の読み筋に相手が指してくる場合、特にWeb戦は、ほとんどノータイムで返す場合もよくあります。

5.まとめ

 時間がないは、仕事でもよく嘆くせりふです。通信チェスでも時間がないこともよくあります。まとまった時間を確保しようと思うのではなく、日常の細切れの空白時間に割り込むというやり方が多くの対局を進めることに有効になります。

初めての郵便戦

ニュースレター16号から)

概要
まず、郵便戦の特徴とどういった活用ができるかを説明します。

次に郵便戦対局のための準備を説明します。

最後に、初心者の郵便戦を実施した対局例を参考に解説します。
1.郵便戦の特徴
郵便戦は、葉書(はがき)、封書を利用し、チェスの指し手をやりとりする対局方法です。

海外の人と対局する国際戦では、FAXとか電子メールも範囲に含まれています。

日本での国内戦では、葉書(はがき)、封書を利用しています。

葉書や封書は郵送日数もあり、余分に考えられたり、ゆとりを持っていられます。
また、多彩な切手や絵はがきなど使われる方もいますので、通信媒体の楽しみもあります。

イラストやメッセージを添えることもたやすいです。
また、郵便戦は、その他の通信手段と比べてあまりパソコンとかの設備を必要としません。
8行8列の図と棋譜を書くメモ用紙、葉書(はがき)があれば、

インタネットの通信事情が悪いところでも対局できます。緊急の場合は、代筆を頼むことも容易です。

知的なトレーニングとして郵便戦は割と入りやすい対局です。
さらに、郵便物を出しに郵便ポストまで歩くという運動にもなります。
但し、切手代がかかります。葉書(はがき)を使う場合国内で50円です。

週に1局1往復のペースが大体ですので、

予選を申し込むとすると月に3(人/試合)*4(回/月)*50(円/月)=600円です。

2.郵便戦のための準備
郵便戦を行うためには、どういう準備が必要でしょうか?他の通信手段と同様、

8行8列の図と棋譜を書くメモ用紙が必要です。メモ用紙でなくても、記録しておくものが必要となります。
メモ用紙の図は、P,R,B,N,Q,Kの記号で記録することが多いです。

黒の駒(こま)の場合、記号を○で囲って、白の駒と区別します。
指し手が進むたびに消しゴムで消して最新の局面に変えていきます。

人によっては、メモ用紙の局面を市販のチェス駒、チェス盤で手を考えることもするでしょう。

パソコンの有償、無償のソフトを利用して、

メモ用紙や駒や盤代わりをするという方法も良く採られる方法です。
次に葉書(はがき)です。必要項目を満たせば自由に書いてよいです。

もし、パソコンとか持っているのであれば、

図と必要項目を書いて葉書(はがき)に多量に印刷しておくと楽です。

封書の方もいますが、葉書(はがき)にするかは好みです。
国際戦では、手の移動を図に矢印で示す方法を採られる方もいます。

あとは、事務局にトーナメントを申し込んで実戦です。

3.初心者の郵便戦を実施した対局例
対局例として、私の娘の齋藤真実と高塚久美子さんの対局を取り上げます。対局の選択から説明します。
齋藤真実は、チェス暦がほとんどありません。

今回編集に参加することになり、チェスの対局の雰囲気をつかむ必要から、まず、はじめることとなりました。
最初、トーナメントのどれを選ぶかが問題です。

郵便、電子メール、ウェブといくつかありますが、週1回ペースでゆっくり指したい、絵もちょこっと描きたい、

雑談もしたいとか希望があり、郵便戦の選択となりました。
次にどの種類を選ぶか。初心者ですので、予選は人数が多いですので、遠慮しました。

残るは梯子段戦か2gameMatchかトリオ戦のどれかです。

早く対局するという前提だと梯子段戦か2gameMatchが残りました。

さらにベテランの方の対局がよいであろうという考慮がありました。

そこで、既に申し込まれているベテランの方と

マッチングの可能性の高い2gameMatch を申し込むこととなりました。
記録用紙代わりにパソコンを利用してます。

葉書(はがき)は、100円ショップで50枚100円を買い、表面のみ印刷し、

50円切手も取り合えず1シート20枚購入しました。50手程度準備しておけば、十分です。
真実は、そばに渡辺暁さん著のチェスの本があるのですが、

駒の動かし方のみ読んで、あとは、力攻めの方針でした。

オープニングが良く分からないというのが理由みたいです。

オープニングの指し手の根拠が分からないので意思のない指し手に思えるようです。
ここは、指し手の解説付進行です。

高レイティング同士の対局と違って、あちらにこちらに迷いがありますが、陥ったところも説明しますので、

初心者の方は、参考にして陥らないよう指されるよいでしょう。
A局(高塚久美子-齋藤真実)
1.e4 e5 2.Nf3 f6 3.Bc4 Ne7 4.d4 c6 5.dxe5 b5 6.Bb3 Ng6 7.exf6 gxf6 8.c3 c5  以降継続
2..f6あたりから、通常のオープニングから外れてきました。e5のポーンを守る手で選んだということでした。
3.Nxe5としておくと白が優位ですが、白は黒に少しやさしい手を指しました。
厳しい手では、3.Nxe5以降はQを動かし、Rのただ取りを狙います。
4.d4から、引き続き白優位の流れです。
B局(齋藤真実-高塚久美子)
1.d4 Nf6 2.f3 g6 3.e4 Bg7 4.c4 O-O 5.h4 d6 6.d5 c5 7.g4 Nbd7 8.g5 以降継続
2.f3あたりから、通常のオープニングから外れてきました。

手を変えたかったで選んだということでした。2..d5としてセンターに勢力を広げる手かと思いましたが、

まず守りの手を黒は選びました。
黒3手目は3..d6でもよいかと思います。4.c4の応手4.O-Oで黒が指しやすいです。白の
進行を見るとポーンしか動いていません。どこかで他(ほか)の駒を動かすとよかったでしょう。

4.終わりに
郵便戦は、電子メール、ウェブの普及で対局数は減るかもしれませんが、ローテクノロジーであるゆえに、

どこでもだれでも対局できる要素を持ちます。まず、試しに郵便戦の門を叩(たた)いてみてはどうでしょうか?