他には...

ICCFWebServerでの対局マニュアル(日本語・図入り、PDF)強豪齋藤淳士さんのサイトのこのページより。同氏作。

Tutorial for using the ICCF Server(英語・図入り、ICCFのページではない)少々古くなったが変わりは少ない。

ウェブチェスではウェブサーバー上の盤面で駒を動かします。


ウェブサーバー対局を始めるのが不安な人のための
ICCF WebChess 簡略操作ガイド

〈ウェブチェスは、国内対局もICCFのサーバーをレンタルして行われています〉

トーナメントに申し込んでしばらくすると、スタートリストがEメールで送られてきます。 そこにあなたのICCF IDとパスワードが書かれています。 ICCF Webchessのホームページwww.iccf-webchess.com に行きます。画面左上の Login をクリック。

ログイン画面で、ICCF ID とパスワードを入力し、Loginボタンをクリック。 (初めてのログインの場合、パスワード変更画面になります。ここで古いパスワードを入力し、次に New password と Retype new password のところに、あなたの好みのパスワード[8文字以上で数字を含める]を入力し、Change Passwordボタンをクリック)

つぎは、メニュー画面左の Games list をクリック。 あなたの進行中のゲームの一覧表が表示されます。 この表左で、waitingと書いてあるものは、あなたの相手が考えている最中であることを示します。 Your turn と書いてあるのが、あなたの手番であるゲームです。

Your turn をクリックすると、ゲーム画面に行きます。 ここで、駒をドラッグ&ドロップで動かします(それだけでは手は相手に送られません)。 動かしたあと、その手をやめることにしたら、Undoボタンをクリック。

それでよいと思ったら、Submitボタンをクリック。確認画面になります。
・ドローを申し出る場合は Offer draw にチェックを入れて、Submitボタンをクリック。
・リザインする場合は Resign にチェックを入れて、Submitボタンをクリック。

確認画面で Commitボタンをクリックすると、手が送信されます。

◎ 休暇をとりたい場合
ゲーム画面上の Event の部分をクリックし、Take leave をクリック。休暇申請画面になります。 休暇の初日をStart dateの欄に、最終日をEnd dateの欄に、それぞれ書き込みます(画面下のカレンダー中の日をクリックすることで休暇期間を指定することもできます)。 Take leaveボタンをクリック。

◎ 相手が時間切れになった場合
相手の残り時間かがマイナスで表示されます。ゲーム画面下には 'Your opponent's flag fell. Use the menu item "Claim win" in the "Game" menu to claim a win.' などと表示されているでしょう。郵便対局やEメール対局同様、相手が時間切れになっても直ちにゲームが終了するわけではなく、TDに勝ちの申し立てをしなければなりません。ウェブ対局では手続きは簡単です(他の通信方法での場合はそれぞれのルールを参照してください)。 ゲーム画面上の Game の部分をクリックし、Clim win をクリック。いつも使っているメールソフトの新規メール作成になりますから、TD宛に相手時間切れによる旨を書きます。上のメッセージに倣って "My opponent's flag fell." とでもすればよいでしょう。

◎ TDへの連絡(トラブル時、など)
ゲーム画面上の Email の部分をクリックし、Email TD をクリック。そしてTD宛の文面を書きます。

◎ TDの決定に不満があるとき
ゲーム画面上の Email の部分をクリックし、Email AC をクリック。そしてthe Appeals Commission 宛の文面を書きます(感情的な文を書かないように注意。状況と主張を冷静に書きましょう)。

自動送信のEメールについて
手が指されるとシステムが自動的にEメールを発信します(送られてこない設定もできます)。サーバーなどのトラブルで対局相手が指してもEメールが届かないことがあり得ます。Eメール未着を時間切れなどのいい訳にはできません。ゲーム中はEメールがなくても定期的にチェックするようにしましょう。

 

'ハタが落ちた' とは
昔のチェスクロックをお目にかけましょう。これはドイツ製、日本では一時こればかりでしたね。アナログ、しかもゼンマイ式です。対局を始める前にキリキリとゼンマイをまいて、逆さに持って持ち時間に合わせます。動作音が結構大きいのがあって悩みでした。

アナログのチェスクロックには時間切れをはっきりさせるために、ハタ(旗、flag)と呼ばれる器具が取り付けられていました。

chess clock
11時少し過ぎのところについている赤いのがハタです。上をピンで留められているだけなので自由に回転します。このクロックでは1時過ぎにも赤いものがありますが、これは動いている方をハッキリさせるためのもの、チクタク左右に動きます。
左の時計の残り時間は10分ほど。分針が進んで11時のところ(残り5分)になるとハタを押し始めます。右側は残り1分半くらいでしょうか、すでにハタはずいぶんと押し上げられています。持ち時間は更に減って、そして...、

chess clock too
旗が落ちた。

というわけで、今でも、通信チェスでも、持ち時間が切れたことを「旗が落ちた - (one's) flag fell」というのです。