JCCAのトーナメント構成は以下のとおりです。

基本構成のトーナメント

郵便チェス、Eメールチェス、ウェブチェスとも、<予選トーナメント → 決勝トーナメント>を基本対局とします。

予選トーナメント
予選トーナメントは4人1組白黒各1局、全6局のタブル・ラウンドロビンで、会員なら誰でも参加できます。参加申込者が4人になったところで順次新しい組がスタートします。
トーナメント参加料は1組600円。同時に複数組申し込めます。第◯組という指定はできません。
決勝トーナメント
参加資格者は下記、a〜fのいずれかです。
a. 予選トーナメントで単独1位になった者 *1、*3、*4
b. 予選トーナメントで70%以上の勝率を上げて同率1位になった者 *1、*3、*4
c. 決勝参加有資格者が参加する予選トーナメントにおいて、50%以上の勝率を上げ決勝参加有資格者以外の最上位となった者(次位者特例) *1、*3、*4
d. 決勝トーナメントで50%以上の勝率を上げた者 *2、*3、*4
e. ICCFタイトル保持者 *5
f. 過去の決勝トーナメント優勝者(日本チャンピオン) *5
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*1 予選トーナメントによる参加資格(a〜c)は一度決勝トーナメントに参加すると消滅します。条件を複数回満たしていても一度決勝トーナメントに参加すると消滅します。参加した決勝トーナメントの勝率が50%未満の場合は新たに予選トーナメントによる参加資格を得なければ次回以降の決勝トーナメントに参加できません。
*2 決勝トーナメントの成績による参加資格(d)は一度決勝トーナメントに参加すると消滅します。参加した決勝トーナメントの勝率が50%未満の場合は新たに予選トーナメントによる参加資格を得なければ次回以降の決勝トーナメントに参加できません。
*3 予選トーナメントによる参加資格と決勝トーナメントの成績による参加資格(a〜d)は、そのトーナメントの終了時に付与されます。
*4 予選トーナメントによる参加資格と決勝トーナメントの成績による参加資格(a〜d)の有効期限は資格取得後の2期までです。資格を得てから参加を見送れるのは1回だけ、2回目の機会でも不参加なら参加資格を失います。
*5 ICCFタイトルホルダーと過去の決勝トーナメント優勝者(e、f)は郵便、Eメール、ウェブチェスの別を問わず、どの決勝トーナメントにも参加できます。また資格に期限は無く、いつでも参加できます。
参加料は2,000円。
開催要項は開催時に発表します。
決勝優勝者は「(郵便チェス・Eメールチェス・ウェブチェス)日本チャンピオン」を次期優勝者が決まるまで称します。また「第◯◯期」をその称号の前に付して永久にその栄誉を称えます。

ちなみに、かつては「予選トーナメント → 決勝トーナメント」ではなく、「昇級トーナメント第2クラス → 昇級トーナメント第1クラス → 決勝トーナメント」でした。対局数が減少したため変更されました。会員数が増え、みなさんがトーナメントに参加するようになると、元のシステムに戻るかもしれません。

その他の常設トーナメント

JPCA時代のお好みトーナメントの流れを汲むトーナメントです。

トリオ
3人1組、ダブル・ラウンドロビン(白黒各1局総当たり)で計4ゲーム。会員なら誰でも参加できます。申込者が3人になると順次新しい組がスタートします。
「レイティング1400未満」を指定し、全員レイティング1400未満の組に限定して申し込むこともできます。ただし3ヶ月以上組み合わせが成立しないときはレイティングを限定せず組み合わせることがあります。また、レイティング限定を指定しなければ組み合わせにレイティングは考慮されません。
郵便、Eメール、ウェブ対局、それぞれに開催します(ウェブ対局は2011年4月に中止されました)。
参加料は1組400円。同時に複数組申し込めます。第◯組という指定はできません。
2010年春に新設されたトーナメントです(2010-03-01受付開始)。
2-Game Match
2人1組、白黒各1局のマッチです。会員なら誰でも参加できます。対局相手のレイティングに希望がある場合は〔≦1800(1800 以下の方)〕〔≧1500(1500 以上の方)〕などと明記して申込みください(言葉でもOK)。ただし、ご希望に添えない場合もあります。また対局相手を直接指名することはできません。第◯組という指定はできません。同時に複数組申し込めます。
現在は郵便・Eメールのみ、ともに1組200 円。ウェブ対局は行われていません。
梯子段(はしごだん) 挑戦 2-Game Match
梯子段上の順位争奪トーナメントです。2ゲームだけですので、通信チェスにまだ慣れていない方にもお勧めです。
対局を希望する者は、まず参加登録をします。郵便とEメール、ウェブ、それぞれ別です。もちろん全部に登録できます。登録料はかかりません。新参加者は梯子段の最下段に位置づけられます。
そして自分より上位3名中(下に例外規定あり)、いずれか一人に挑戦します。上位者が対局を拒否するとその時点で順位が入れ替わります。
上位者が対局を受諾すると白黒各1局の2ゲームマッチの開始です。挑戦者の1.5ポイント以上(2勝または1勝1ドロー)で順位を入れ替えます。上位者が2ドローまたは1勝以上すると入れ替えは行われず順位はそのままです。
同時に対局できるのは、挑戦・防衛各1組だけです。ですから、すでに防衛中の方には挑戦できません。もし上位3名すべてが防衛中の場合は、例外的に4つ上の方に挑戦できます。上位4名すべてが防衛中の場合は5つ上の方に挑戦でき、以下同様です。
挑戦希望者は"トーナメント待合室"に掲載されている梯子段表を参考に、挑戦する上位者を指名して申込みください。申込み時点で順位や対局状態が変動している可能性があります(特に郵便対局の場合)。第1希望から第3希望までの挑戦相手を指定して申し込めます。
参加費無料
2010-03-01より2ゲーム・マッチになりました。それまでは1ゲーム・マッチで行われました。
ウェブ対局は2011-02より開始されました。
梯子段申し込み時のご注意
梯子段では挑戦相手の第1希望から第3希望まで指定できますが、次のような不具合を生じる場合があります。例えば、あなたが第10位だとして、第1希望に7位の方、第2希望に8位の方、第3希望に9位の方をえらんだとします。トーナメント・オフィスが第1希望の7位の方に問い合わせたところ、都合が悪く対局を断った(拒否した)場合、その時点で順位が入れ替わります。あなたが第7位に、第7位にいた方は10位になります。すると第2希望であった8位の方は第7位のあなたより下位になり、あなたは挑戦できせん。あなたはもう一度挑戦相手を選ばねばなりません。もし第1希望に9位の方、第2希望に8位の方、第3希望は7位の方であったならば、このようにことは起こりません。
直ちに同じ人と連続しての対局は原則として認められません。いったん別の方とのマッチを終了してから申し込んでください。2位が1位に挑戦した場合など特殊なケースはトーナメント・オフィスが挑戦申込みを受け付けるかどうか判断します。

特別トーナメント

臨時的な特別トーナメントを開催することがあります。開催要項はそのつど発表されます。
JCCAの前身であるJPCAを40年以上にわたって率いた早川茂男会長を記念する、ウェブチェス "Shigeo Hayakawa Memorial" は2006年以来2009年までに3回開催されました。

また、決勝トーナメントは開催時が一定しませんので、トーナメント待合室などでは開催が発表された時点で特別トーナメントの項に掲示されます。

申込み方法

参加費を、下記ゆうちょ銀行振替口座に払い込みます。払込用紙の通信欄に郵便チェス・Eメールチェス・ウェブチェスの別、トーナメント名と申込み組数を明記してください(例: 郵便予選1組)。払込用紙は郵便局に置いてあります。Eメールアドレスをお持ちの方は同じ内容を、送金日(予定日)と共に事務局にEメールしてください。このとき必ずそのトーナメントで使用するアドレスから送信してください。郵便チェスでもトーナメント・ディレクターとの連絡にはEメールを使用することがあります。

ジュニア会員と特例会員のトーナメント参加料は半額です。ただし¥10未満切り上げ、デポジット制度のpawnで支払いの場合は1 pawn未満切り上げ。詳しくはその他のルールのページを参照してください。

ゆうちょ銀行振替口座
口座番号:00150-0-778888
口座名称:日本通信チェス協会
- - -(他の金融機関から振り込む場合についてはJCCA概要 のページを参照)- - -

JCCAデポジット制度を利用すると参加料をそのつど払い込む手間が省けます。デポジットから支払うときはEメール(または郵便)で事務局に申し込んでください。

梯子段 2-Game Match は参加費無料ですので、トーナメント・オフィス(TO)に申し込むこともできます(原則は事務局です)。

* 会員の要望の多いトーナメント形式は新設しますので、賛同者を増やすべく、会員専用メーリングリスト等へご投稿ください。7人1組のsingle round robin方式はICCFではむしろ通常形式になっています。他にも勝ち抜きトーナメントなど面白い形式があるだろうと思います。アイデアをお寄せください。
国際トーナメント案内