a chess diagram editor, for JCCA
2008-05-26 (ver 1.0)
メニュー | ボタン | |
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ファイル | イメージを保存 | イメージを保存 |
編集 | FENのみをコピー | FENのみをコピー |
編集 | テキスト図面とFENをコピー | テキスト図面とFENをコピー |
編集 | FENを貼り付け | FENを貼り付け |
編集 | 初期配置 | 初期配置 |
編集 | 盤面クリア | 盤面クリア |
その他 | ヘルプ | |
その他 | テクスト図面の下にコマ数を付加 | |
その他 | doveについて |
チェスの局面を画面上で自由に(動きのルールにとらわれず)編集し、その結果を、
a)テキスト図面とFENを同時に(またはFENのみを)クリップボードにコピーします。
b)ダイアグラムをウェブページなどに適した.gif
フォーマットの画像ファイルに保存します。
a)まず、編集を始める局面を設定します(FENを貼り付け、初期配置、盤面クリア)。
b)必要なら盤上のコマを動かして編集します。
c)次に、ウィンドウ右上のFEN詳細を編集します(FENをコピーする場合)。
必要ないと思われるときもテキスト図面とFENをコピーする前に必ず確認してください。盤上の編集で自動的に変化する項目があるからです。
d)出力は、テキスト図面とFENをコピーしてメモ帳などに貼り付けます。
あるいは、画像ファイルを保存します。
e)終了時の局面は自動保存され、次にdoveを使用するときに再現します。
FENを貼り付け Pigeon LogなどでコピーしたFENを貼り付ける。
初期配置 ゲームを始めるときの局面にする。
盤面クリア 盤上にコマが一つもない状態にする。
編集メニューまたはウィンドウ左下のボタンで設定します。
『FENを貼り付け』はPigeon Logの『FEN 貼り付け』と全く同じように動作します。EPDも同じメニューまたはボタンで貼り付けられます。
必要なら盤上のコマの配置を編集します。ウィンドウ下部に盤面編集要約が表示されているので、いつでも参照してください。
Controlキーなどの修飾キーを押しながらコマをドラッグまたはクリックすると、以下のような作用があります。
a)Control-:元のマス(スクェア)にコマを残し、コピーを移動します。ポーンの並びを作るときなどに便利です。
b)Shift-:コマの種類が変わります;K->Q->R->B->N->P->K(以降循環)。アンダープロモーションのときなどに使ってください。
c)Alt-:コマの色(white / black)が変わります。
マウスボタンを押し下げる前に修飾キーを押してください。ドラッグを始めたら放してもかまいません。
修飾キーは複数同時に用いることができます。Controlキー、Shiftキー、Altキーを全部押してコマを次々とドラッグするとどうなるか、よかったら一度試してみてください。
ドラッグまたはクリックが終わると、
a)コマ数が色別に駒箱の上に表示されます。
b)操作したコマの反対の色の手番とされ、ウィンドウ右上のFEN詳細の手番が必要なら変更されます。
c)キャスリング可能性がコマの配置のみにより推定され、FEN詳細の該当部分が設定されます。
d)4段目のポーンをクリックするか、4段目に移動するとアンパサン対象マスが設定され、それ以外のコマを操作するとアンパサン対象マスが解除されます。FEN詳細の該当部分が「e3」などのマスの名前か「-」に変更されます。
コマの配置の適法性についてdoveは関知しません。盤面にひとつもコマのない状態も、64マスすべてをキングで埋めることも、1段目や8段目のポーンも可能です。違法な局面のFENをPigeon Logなどに貼り付けた場合の挙動は予想できません。
FENのコマ配置以外の局面情報を設定します(ウィンドウ右上)。
前項のようにdoveは親切(おせっかい)な推測をするので、コマの配置を終えたら必ず確認・修正してください。盤面の編集により変化した項目は赤字で表示されています。
もちろんFENをコピーする場合です。イメージを保存するだけならFEN詳細は関係ありません。
FEN詳細という呼び方および各項目の日本語名称は、doveの作者が臨時に任意で付けたものです。定着した日本語呼称は未だないと思われます。
手番(active color)は特に要注意、当たり前すぎで確認を忘れがちです。
キャスリング可能性(castling availability)の説明はいらないでしょう。ダイアグラムに合わせて上の行が黒になっています。
アンパサン対象マス(en passant target square)は直接キー入力もできますが、"last touch"機能を利用するのが簡単で間違いありません。盤上の4段目のポーンをクリックして設定します。たとえば、e4の白ポーンをクリックすると"e3"と設定されます。4段目のポーン以外のコマをクリックするとアンパサン対象マスは解除され、"-"(半角ハイフン)になります。このとき手番はクリックされたコマと反対の色になるので要注意です。
最後の手がポーンを2段目から4段目に動かしたのなら、実際にこれをアンパサンに取る可能性がなくとも、アンパサン対象マスを設定しておくのがFENの決まりです。たとえば、1. e4 の後では"e3"になります。
半手計数(half move clock)と次手番号(fullmove (first) move number)は盤面の編集で変化しません。doveは関知しません。
半手計数は50手ルールのための半手(ply)を数えるもので、ポーンが動くかコマを取る手でゼロに戻り、それ以外の場合は半手ごとに1増えます。プロブレムやスタディの作図では通常ゼロのままで構いません。
次手番号は次の手が何手目かを表します。初期配置では1です。もちろんpigeon Logなどでは黒の手の後で1増えます。プロブレムやスタディの作図では通常1のままで構いません。実際のゲームからの局面で、次が何手目か分るときは編集してください。
FENについての明快な説明が、日本通信チェス協会メールマガジンのバックナンバーNo.6(2006年08月04日付)にあります(© 橋爪修司, 2006)。
JCCAトップページ(http://www.geocities.jp/jcca_chess/)からメールマガジン購読申込みのページ(JCCAメールマガジン登録・解除のページ)へ行くとバックナンバーへのリンクがあります。
テキスト図面やFENのデータを生成しクリップボードへのコピーするには、編集メニューか右側のボタンを使います。FENのみをコピーかテキスト図面とFENをコピーです。後者はCtrl-Cでもコピーされます。クリップボード内にすでにあったデータは失われます。
メニュー その他 / テクスト図面の下にコマ数を付加 にチェックを付けると、そのように図面下に1行加えられます。
FENのみには改行コードは付きません。テキスト図面とFENの場合は改行コードが付きます。
ファイルメニューか右下のボタンでイメージを保存を実行します。通常の保存用のダイアログウィンドウが表示されます。
ファイルネームボディの末尾(.gifのすぐ左側)が半角の数字なら(最初はそうなっています)、次回保存時にカウントアップされます。
フォーマットはウェブページなどに適した.gifフォーマットのみです。他の拡張子に変更しても無効です。
画面表示に使われているグラフィックデータが保存用にも使われます。ただし画面での表示と.gifファイルに保存した後では多少色合いなどが異なることがあります。
doveに添付されている画像ファイルはひとマス(スクェア)の大きさが24ピクセル、全体の大きさは横220ピクセル、縦230ピクセルです。
ウィンドウズに慣れたユーザならテキスト図面やFENの前後の文字を自由に変更して使用できます。
カスタムデータはマイ ドキュメントのdove_Prefsフォルダーに置きます。このフォルダーはdoveを一度でも起動すると作られます。
doveフォルダー(dove.exeのあるフォルダー)からTextDiag.txtをコピーします。誤って移動するなどして元のファイルを消さないでください。
TextDiag.txtを開いて編集してください。ファイル内容を見れば見当がつくと思いますが不明な点はお問い合わせください。
FENの前につける文字列はFENのコマ配置表現に使われる文字で終わってはいけません。すなわち[KQRBNPkqrbnp/12345678]
に含まれる文字は避けてください。
複数のファイルを使い分けるときや、一時的に無効にするにはファイルネームを変更してたください。
グラフィックソフトを使われる方はご自分用の画像データを作成しdoveで使うことができます。
カスタムデータはマイ ドキュメントのdove_Prefsフォルダーに置きます。このフォルダーはdoveを一度でも起動すると作られます。
doveフォルダー(dove.exeのあるフォルダー)にある2つの.bmpファイルとImgSpec.txtがデータファイルです。これらと同等のものをdove_Prefsフォルダーに作成します。
ImgSpec.txtはdoveフォルダーからコピーして編集してください。最初の行にボード用の、2行目にコマ用の.bmpファイルのファイルネームを記述します。 相対パスとして画像ファイル本体をサブフォルダーなどに置いても構いません。
2つの.bmpファイルの構成については標準添付の.bmpファイルを開いて参考にし、部品が同じように並ぶよう作成してください。使用できフォーマットは.bmpのみです。
ImgSpec.txtには2つのファイル名に加えて、ひとマスの大きさ、a8のマスの左および上にあるのピクセルの数を記述します。標準添付ではひとマスの大きさは24ピクセルですが、異なる大きさにも対応しています。ただし画面上にそのままの大きさで表示しますので著しく差があると画面が乱れ操作に支障をきたすかもしれません。
上記3つのファイルの詳細は、実際に開いて内容を見てください。お問い合わせにも応じます。
複数を使い分けるときや、一時的に無効にするにはImgSpec.txtをリネームしてください。ImgSpec.txtに記述された*.bmpが存在しないとエラーになります。
画像データを作成された方はぜひ公開してください。ご連絡をお待ちします。
doveフォルダーにはファイルが6つあります。
実行ファイル(dove.exe)、オリジナルのテキスト図面データファイル(TextDiag.txt)、オリジナルの画像関連ファイル3つ(ImgSpec.txt、2つの*.bmp)、そして使用ガイド(今お読みのdove_guide.html)です。
doveの最初の起動のときに、マイ ドキュメントにdove_Prefsという名前のフォルダーが作られます。ここには必要に応じてdoveの作業記録が保存されます。また、テキスト図面や画像のカスタムデータファイルはここに作成します。
特別なインストール手続きは必要ありません(ウィンドウズのインストールを利用する必要はありません)。ダウンロードして解凍すればすぐに使えます。
アンインストールはdoveフォルダーとdove_Prefsフォルダーをゴミ箱に捨てます。
今お読みになっている「dove 使用ガイド」と題された書類です。htmlファイルですのでブラウザで閲覧します。メニュー その他 / ヘルプ で開きます。
もしうまくいかないときは、以下のブラウザを指定する方法をお試しください。
dove_Prefsフォルダーの中にfavbrwsr.txtという名前でテキストファイルを作り、使用したいブラウザの絶対パスを記述します。下の3つの例を参考にしてください。不明なときはコピー&ペーストで試してみてください。3行目はIEです。複数行記述しても、1行目だけが有意です。
C:\Program Files\Safari\Safari.exe
C:\Program Files\Mozilla Firefox\firefox.exe
C:\Program Files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXE
バージョン情報などを簡略に表示します。
タヴのご使用ありがとうございます
doveの機能はテキストやグラフィックを並び替え整列させるという単純なものです。でも手作業ではちょっと手間のかかるこの仕事をあなたに代わって行います。この小さなdoveがあなたの通信チェス生活に少しでもお役に立てば幸いです
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amici sumus,
horix64 (HL)